カルチャー加藤くんの文化活動

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半信半疑で買った服の方が好きになる

好きだけどあまりお金も使ってないし買い物といえばほぼメルカリの僕が服について語るのも憚られるんですが、今回は服の話をしようと思います。僕は「半信半疑で買った服の方が好きになる」という感覚があります。半信半疑で買った服というのは、「これかっこいいのかな?もしかしたらダサいかもな、、いや、、かっこいいよな?」みたいな服です。要するに自分の中で評価が確定していない服。これかっこいい!みたいに一目惚れ的に買ったり、ずっとこれ欲しかったんだよ!みたいな王道の愛ではなく、そんな好きでもないけどとりあえず付き合ってみたら、沼らされた。みたいな服です。

◼️オレンジ色のダッフルコート 

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今では冬になると必ず着る、僕の中の定番・冬の相方なのですが、購入した当時はこのコート対して懐疑心丸出しでした。なんか面白いから買っちゃおうみたいなノリで購入したんですが、いざこのコートを着て鏡の前に立つと「これ合ってんのかな?」みたいな気持ちになりました。こんなオレンジの服を着ている人を見たことがないし、そもそもオレンジのダッフルコートって物としてナシなんじゃ、、?そんな不安に、不安な顔になり「ダッフルコート  オレンジ 海外スナップ」「ダッフルコート  オレンジ コーデ 外国人」などのワードで検索をかけてかっこいい着こなしをしている外国人を1人でも見つけていち早く安心したいみたいな、ノイローゼ一歩手前みたいな精神状態になりました。そこからもう少し幅を広げて日本人も加えて調べた結果、当時の話ですが、ルー大柴さんが公式ブログでオレンジのダッフルコートを着ているオフショットの写真しか発見できず、それを見てノイローゼになりました。そんな話もあったんですが、まあ寒いからとりあえず着よういうことで着ていくうちに、いやこれなんかいい感じだなみたいになりました。理由は色々あると思うんですが、マイナスからスタートした分、加点方式で良いところを見つけることができた、と言うところでしょうか。

◼️キツネとイチゴ柄のアロハシャツ f:id:sasasava:20230623025234j:image

今、キツネとイチゴ柄のアロハシャツと書いていて、半信半疑にならざるを得ないだろと思いました。これも古着屋で新古品で2000円くらいで売っていて、なんか面白いなと思って買いました。どういう意図でキツネとイチゴを組み合わせたのかデザインした人にも分からないんじゃないかと言うくらい意味がわからないです。これは最初、軽いノリというか冗談みたいな気持ちで着ていました。「本気じゃないよ」というか、「ふざけて着てんだよ」みたいな誠意0な感じだったんですが、着ていくうちに普通にかっこいいじゃんってなっきていきました。いつのまにかお前のこと遊びじゃねえから、ってなりました。

◼️おわり

ということで半信半疑で買った服のはなしをしたんですが、なぜ半信半疑で買った服の方が好きになるのか芯の芯みたいなところは書いていてもわかりませんでした。わからない。と投げて終わってもキレが悪いので一応考えると、半信半疑ということはまだその服を半分疑ってる、でもどうせ買ったんだからと着る、着ているうちにその服への理解を深める、結果良いところを見つけて好きになる。みたいな感じでしょうか。でしょうか論法で結局キレが悪いですがおわりです。